「神からの使命」
あるときふっと思い出す。
ずっと忘れていた、神から与えられた自分の使命があったんじゃないか…って。
そしてこれまで何気なく過ごしていた毎日が、とてもからっぽに感じられて。
あらゆるものを投げ出して、自分の持って生まれた使命を見出そうと探究をはじめる。
そしてなにかに没頭して、使命を見出そうとして、手当たり次第やってみる。
使命そのものは見つからないけど、やりがいは見つかった気がして、がんばる。
そんな毎日が続くはずがなくて、情熱が消えそうになる。
だけどふとしたときに、何か自分の使命があるはず…という、燃え尽きない思いがやってきて、
またその思いに駆られて探究の旅を始める。
そして人生が終わりかけたとき。
亡くなる5分前に、あなたの目の前に神様が現れる。
正真正銘のホンモノの神様だ。
そして神様はあなたに質問をする。
「使命を全うしたか?」
あなたは泣きながら答える。
「その使命が何なのかを思い出すことに一生を費やしてしまいました!まだ全うしたとはいえません!」
そうすると神様は、やれやれという顔で答える。
「生まれる前に私と誓ったあなたの使命は
<使命はないと知り、生きたいように生きること>
だっただろう?」
さて。あなたはそれを聞いて、なんて答えるだろう-?
2017年も残りわずかとなりました。
冬至から山梨に戻り、お寺を手伝いながら、家族での時間を過ごしています。
一歳半の男の子がいると、のんびり…とはいかなくて、我が家では眠る直前まで、ばたばたとあわただしいですが、それでも全国とびまわっている毎日からすれば、かなりゆるい時間を過ごせています。
今年のスケジュ-ル帳をあらためて振り返ると、
まあよくこれだけ飛びまわっているものだと自分でも驚きます。
特に今年は東京以外でのイベントが多くて-6月にはバリでのリトリ-トも行った-、よく動いた感が満載の一年でした。
そして内容的にも今年のワークショップはこれまでとは違った視点のものを開催していきました。
各イベントを振り返ってみると、どのワ-クショップもスク-ルもセッションも、瞬間はそこに集中するので、全体を思い出すというよりは、瞬間のやりとりや感覚がよみがえってきます。
2017年は、「神の愛によって守れらていることをすべての人か知ることになる」というとても抽象的なメッセ-ジと共にスタ-トしたのですが、
私にとっては本当にそんな一年だったような気がします。
結局ね。
どんなことをしても、大きな視点から見れば、すべては守られているのだなと心から感じた一年でした。
何者かにまもられていなかったら、人間としてこうして毎日を過ごすことが出来て、物質的にあらゆるものがまわっていてというこの現実があるはずがない。
神の実在を問う前に、いまの現実のありようを科学的な視点で見渡してみれば、誰かに守られているとしか思えない現実が展開していることに気が付くはず。
そして年の最後に思うのは、
何をしてもいいし、どんなふうに生きてもいい
だけどもし自分の内側にまだ表現できていないものがあって、それがくすぶっているなら、どんどんやったらいい
ってこと。
そう。
何かのルールにしたがっていないと、守られないんじゃないかって思い込みを人はもっている。
社会や会社やコミュニティのル-ルから外れる人でも、
かならず何かのル-ルを自分に適用して、それを基に生きようとする。
宗教的なル-ル、スピリチュアルなル-ル、あるいはやくざのル-ルだってある。
それにしたがっていないとダメだと思う心は、
ル-ルに反したら、自分は愛されないんじゃないかっていう心の表れ。
だから自分の使命をさがして、それを生きれば、いつか愛されるんじゃないかって、心の奥では願っている。
どんなに外側で否定されようとも自分は大丈夫ってね。
だけどね。
これ違うんですよね。
何のル-ルも使命も実際にはない。
そしてどんなことをやってもいい。
だけど自分が自分の内側にあるものを表現したいんだったら、それをやったらいい。
神様(あるいはこの世界の創造の原理)が課している、人間への使命はそれだけ。
最初から人間は愛されている。
とてつもなく大きな愛によって守られている。
そうでなければ、私達はここにはいないのだから。
本当にそう感じるんです。
さて。年末のあいさつを書こうと思ったら、そんなことが下りてきたので、何が書きたいのかわからなくなってしまいました(笑)。
とにかく!!!
今年出会ってくださった皆様。
本当にありかとうございました。
皆さんと過ごした、ひとつひとつの凝縮した時間が、私の人生の使命そのものです。
表現できてないものが、内側からあふれでて、自分の表現となる。
そんな奇跡を共有すること。
それが私の本当にやりたいこと。
皆さんお一人おひとりが私の人生の意味です。
出会ってくれて本当にありかとう。
あなたは私の祈りです。
こころから感謝します。
どうぞ素晴らしい年末年始をお過ごしくださいませ。
写真は26日に山梨県御坂峠で撮影したものです。この場所で家族写真は今年で3年目。どこまでつづくか-?