世界中で見られるアカシックレコード
そもそもアカシャとはサンスクリット語で、虚空を意味します。虚空とは空間を意味し、私たちが立つ大地に対し、どこまでも広がり、目には見えないけれどすべてを包むこの空間を表すものです。
またレコードとは英語で、記録の場所を意味します。日本語では「蔵」がそれに当たります。つまりアカシックレコードを日本語で言うと、「虚空蔵」となります。
日本では空海、日蓮といった僧や、井口王仁三郎などの予言者たちが、このアカシックレコード・虚空蔵と意識的につながっていたと言えます。
空海は室戸岬の洞窟の内側に籠り、『虚空蔵菩薩求聞法』という修行法を通じ、金星が口に飛び込んでくるという神秘体験を経て、虚空蔵菩薩と一体化し、通常の知識を超えた情報を得ることが可能になったことを、自伝書である『三教指帰』のなかで示しています。
また日蓮は12歳の時、仏門に入るに当たり、虚空蔵菩薩に日本一の智者となることを祈願し、幕府に提出した『立正安国論』によって蒙古来襲事件など日本の未来を的確に予知したとされています。
また西洋では、ノストラダムスやレオナルド・ダビンチ、ソロモン王など、かつての予言者と言われる存在たちは、遠い過去やこれらか起こる未来そのものを見てきたかのように語り、様々な情報を世界にもたらしました。
彼らもまたアカシックレコードに意識的につながり、無限の情報を得ていたのです。
このようにアカシックレコードとは様々な時代や文化のなかで別の言葉で語られ、実際に用いられ続けてきたものです。