新年の動画のことについて、たくさんの方から、瞑想やったよ!というシェアや、第三の眼開きます!というご返信をいただいております。
年始の動画は毎年多くの方がみてくださっているらしく、ここまでで1000回くらいの再生回数となっています。
本当にありがたいことです。
延べ人数ではあるにせよ、1000人の方を前にしてお話ししたのと、同じ効果がえられているということですもんね。
1000人の会場をとらなくてもすむしね(笑)。
さて。
新年の動画に関して、いくつか質問いただいたので、こちらで内容について明確にしたいと思い、伝えさせていただきます。
源とつながるということが、いまひとつ抽象的で、ご自分にとってどういうことなのかがわかりにくいこともあるかもしれません。
そこで瞑想を行うことで、よりご自分にとって明確になるようにお伝えしたつもりだけど、やっぱりよくわからないというご意見をいただきました。
私が今年お伝えしたかったのは、すごく簡単にいうと、
「違和感を大切にしなさい」
ということ。
「いまの目の前の現実がうまくいかなかったら、そこから逃げちゃって、自分とつながる道をいまはつくっておきなさい」
ということ。
そこで年末のビジョンクエストで、残した私のメモがありますので、そこをこちらに書いてみます。
すこし長いのだけど、おゆるしくださいませ<m(__)m>
またビジョンクエストは不眠不休で変性意識状態をつくるものなので、文章のテイストが普段と異なります。また論理性がみえくい部分があります。
ここで使われている言葉は、齊藤つうり自身に、奥深いマスタ-が直観的な言葉で語りかけているんだな、と理解してもらえれば…とおもいます。
以下、ビジョンクエスト中のメモより。
2018年のリ-ディング「源とつながること・逃げ道を作ること」
あなたはこの世界に対して、違和感を覚えることはあるだろうか?
その違和感を大切にしなくてはならない。
それはあなたの導き手である。
ゆえに、決して排除しようとしてはいけない。
もしあなたが目の前の状況そのものになってしまい、目の前の世界に属していない自分自身を感じることができないとき、違和感は生まれない。
あなたの違和感は、あなたの胸の奥深くにある、まだあらわれてはいない世界から生まれる。
それはあなたの源からの記憶であり、源へと導くガイドなのだ。
そしてまたその違和感は、あなた自身をいつの瞬間も永遠の門にむかって開き続けてきた。
家族の中にいるとき。友達と笑っているとき。ふとした拍子にやってくる「観察者」のまなざし。
子どものときに感じた、異様に冷めた「この年齢ではない自分」。
この世界が自分のものではない「違和感」を感じたときに、この世界に属していない、永遠に属するあなたが、ひょっこりと顔をのぞかせていたのだ。
人は誰でも「ひとり」だ。
そのことに深く目覚めなければならない。
2018年とても深い気づきが人々のこころのなかにやってくる。
たとえようもない孤独を感じる年となるだろう。
あなたのこの世界に対する違和感はますます強くなるだろう。
そしてあなたは内なる「ひとり」に気がつく。
産めよ、増やせよ、という集合意識の合意は、ようやく終わりを告げた。
もはやその合意に参加する必要はない。
現実をなんとかしようとすることをやめ、自分だけの逃げ道を作りなさい。
その逃げ道はやがてあなたの源へとつながる道となる。
2018年は、あなたがあなたの源と、じぶんひとりでつながる年。
源とつながる道がつくられるなら、あなたは外側の世界の一切のゆれから自由になる。
あなたの違和感は、この世界を去るまで消えることはないだろう。
しかしもうあなたの違和感と、孤独があなたを苦しめることはなくなるだろう。
永遠に属するあなたと、この世界に属しているあなたとの間で生まれる葛藤を感じることはないだろう。
ほかの誰かがしらなくてもよい。
あなたの内なる世界を表現しつづけなさい。
誰にも理解されないだろう。
気にせずに、あなた自身だけが知る胸の奥にある未知なる世界を表し続けなさい。
その叫びのなかにあなたは住むだろう。
内なる永遠があなたを通じて流れ出るとき。
あなたは命を感じるだろう。
あなたがたったひとりでこの世界を作り続けることをはじめるのだ。
あなたがひとりで命とつながるなら、この世界はやがて10年後にまったく新しいものへと作りかえられる。
この年はとにかくあなた自身を表現することをはじめるときだ。
違和感を大切にしなさい。
源とつながりなさい。
以上。
さて。ビジョンクエストの最後の時間に書き留めたメモですが、この体験を基に、今回の2018年の動画を作りました。
今回の動画は何回もリテイクしました。
なぜかというと、具体例をいくつか話したのですが、それをいれるとどうしても長くなってしまったのですね。
それできりよく10分で!ということにしたので、今回の動画は短縮版、という感じなのです。
そこで動画でカットされた、「違和感と逃げ道」について、具体例を書いてみましょう。
ブッダのお話を例にとって書いてみたいと思います。
誤解を恐れずにいうなら、ブッダは現実が嫌になって逃げ、そこで自分自身とつながって、結果的に世の中の役に立った代表的な人物です。
そう。ブッダはまごうことなき本物のロックです。
家が王族で自分が継がなければならないという義務を一切放棄して、「なんかわかんないけどこの世界はおかしい!なにもかも違う!」ということで、こころの違和感に導かれて、行動した。
王族ってところが普通とはちょっと違うけど、衝動としては完全にロックです。
修行をしたってことになっているけど、ソコをあまりに偉人風にとらえてしまうと、真実が見えなくなると思うのです。
なんかおかしいぜ、この世の中!!
このままみんなが言うとおりにして、続けていっても、俺はくるっちまう!!
なんかもっと自由になれる方法なきゃおかしいって!
という違和感から彼は家から、義務から、逃げ出したのです。
盗んだバイクではなく、馬にのって(笑)。
そして死んだら終わりじゃなくて、死を超えていく意識は何かということを自分なりに見出した。
目の前の現実はどんどん移り変わっていくし、何もとどめることはできないけど、現実にまったく属していていない、心の内側の永遠の門を開けば、そこに本当の命が見出せるということを周りの人にシェアするようになった。
それが仏教とよばれるもののスタ-トです。
もしブッダが、最初から現実を全部肯定していたら、彼は王族の後継ぎとしてよい王様になったことでしょう。
しかしそうなっていたなら、彼の名前はただ一族のなかでのみ記憶されるものとなったはず。
そう。物事が大きく変わるとき。それはこの現実への違和感からはじまる。
そして自らの内にある違和感は、やがてあなたを照らし、世界を照らす光となる。
(すこし話がそれるけど、この違和感を持たないスピリチュアリティというものを、商業的毒抜きロックになぞらえて、毒抜きスピと私は呼びたい。現実をありのままに認めるというとき、かならず対照的に現実を完全に否定する視点―つまりこの世界に属していない自分―がまったく同じ温度で同居していないなら、それは「霊性=スピリチュアリティ」とは呼べない)
そんなことをお伝えしたかったのです。
というわけで、2018年。
あなたの違和感を大切に。
そしてまだ始まっていないあなたの内側の物語を展開させていくスタ-トの年です!!
齊藤つうり40歳(しつこいか(笑))も、今年はほんとうにたのしみな一年!!
再度、動画をはりつけておきます。