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アカシックレコードと縁について

アカシックレコードと縁について

私達の通常の物事の見方やとらえ方は、善悪の判断基準であるジャッジメントによって成り立っていますが、もしあなたがアカシックレコードに深くつながったなら、一切のジャッジメントなく、出来事をありのままに見ることができます。

人生で起こる大きな出来事にはそれを生み出すきっかけとなった起源が必ず存在します。

通常の私達の視点は、すべてを偶然の出来事ととらえ、目の前に起こる出来事に翻弄されています。この状態では、私達は環境の結果として存在し、因果に振り回され、目の前のことだけを一生懸命こなし続ける人生を歩み続けることになります。

一方、アカシックレコードの視点では、出来事は偶然によって起こっているわけではなく、なぜその出来事が起こったのかという必然的なつながりを見ることができます。

これは日本人に馴染みやすい「物事は縁によって成り立っている」「縁によって導かれている」という考え方にとても近いものがあります。

例えば、こんなアカシックリーディングセッションを行ったことがあります。

クライアントは女性で結婚をしており、幸せな家庭生活を営んでいます。
彼女は幼少期、母親が離婚をしており、家庭環境はとても厳しく、体罰も混じったしつけと幼い妹の世話と中でとても苦労をし、なぜこんな家庭環境だったのかと疑問を持っていました。

また戦争に非常に大きな関心があり、自分が幼い女の子として戦火の中を逃げた記憶があると言います。

私はアカシックリーディングを行い、まず第二次世界大戦でクライアントが男性として過ごし、兵隊として戦地で亡くなっていたことを知ります。

そして死後、妹のことが気にかかり、幼い妹の側で、肉体を持たない状態で過ごしている映像が見えます。このことがクライアントの視点と重なり、自分を幼い女の子そのものとして同一視してしまったことが理解できます。

また戦地で上司としての関係で、共に戦った同士が、現在のクライアントの夫であることがわかります。当時の戦火の中で過ごした記憶が、馴染み深いパターンとしてクライアントの内側に残っており、荒れた環境を引き寄せやすく、また同時に平和な環境に大きな関心があるという情報が得られます。

それらの情報をありのままにクライアントに伝えると、彼女は泣き出しました。

普段はそんなことを口にしない彼女の夫がある時突然、「おれたちは昔一緒に戦った仲間なんだよ。覚えていないのか?」と、話していたことがあったと言います。そして彼女はできるだけ長い時間を夫婦で平和に過ごしたいといつも願っていると語りました。

また家庭環境に関しても、今世と過去世が重なることが多く、自分が縁として引き寄せている現実と大きな合致があり、深い納得を得た様子でした。

(トップの写真は熊野古道での一枚)

『自分探しのアカシックリーディング』(説話社)より

 

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